ネギうた大賞

今日の日記はこちらの参加期限がギリだったので急いで書かないと、と思ったからですwパシフィコでのライブで一応の区切りを見せたネギまアニメ。最初に声優決定から12ヶ月連続キャラソン発売、各イベントで暖めた熱を一気に放出させた第1期、そしてその失敗を持ってより高いハードルへ向かった第2期…その4年間で発表されたネギまの楽曲はアレンジ違いを除いても70曲近くにものぼります。


今現在ネギまは実写ドラマとして新しい道を進んでいますが、ここらで一つアニメネギまの楽曲をまとめてみようじゃないかと考えられたのがこの鈴きんさん主催の「ネギうた大賞2007」です。自分も一ネギまオタ、そして一アニソンオタとしてこの企画に参加しないわけにはいかないと思い、久々の日記を書いたわけです。では早速第5位から発表してみましょう。

第5位 雨上がりの天使

まず5位にあげさせてもらったのが雪広あやかの第1期のキャラソン。作曲が元TMNの木根向登さんだけあってまず第一印象は非常に洗練された曲だなぁと。そしてそれを歌い上げるあやか役の皆川純子さんの歌唱力も抜群だったので、曲全体がキャラソンにしてはとても完成度が高いなぁと感心した覚えがあります。


ただこの曲を語る上で忘れてはいけないのが大麻帆良祭での一件。参加した人の中では伝説的な事件でしたが、この曲を皆川さんが歌っている途中右側の大型スピーカーが突然接続不良に陥って大音量でノイズが入ってしまったんですよね。ほとんどの観客がこのノイズに気持ちが萎えていたんですが、皆川さんは特に気にした風もなく笑顔のままで歌い続け、客もその皆川さんの姿を追いかけるように曲に集中しなおしはじめ、ラストのサビ前の「I sing sweet lullaby for you」の部分でみんなで手を振ったのは今思い出しても感動です。

第4位 笑顔の花

4位は2期のキャラソンからさよ&朝倉の「笑顔の花」。この曲は確か楊さんのアンケートで2期の楽曲ランキング1位を取ったくらいの人気曲ですね。自分はネギま!?のうた?を買うのが遅かったのでこの人気を見てどんな曲だろうと期待して聴いたのを覚えています。


実際の聞いた感想としてはこれも完成度が高いとしか言い様がないwあれだけいろいろな音色を使っていながら無駄な音と言うのが全くないといって良いほどすっきりまとまっているというか。イントロからストリングス、シンセ、パーカッションetc…とふんだんに使っていながらBメロで一旦落ち着かせて、徐々に盛り上げてサビで咲き誇る笑顔の花。もちろんさよと朝倉の友情を美しく表現している歌詞も素晴らしい。個人的に朝倉役の笹川さんはあまり歌唱力の無いほうだと思うのですが、この曲ではみごとに「キャラソン」としての歌声が出ているので非常に感じがいいです。もう一方の白鳥さんはもう文句なしですよねw


おそらくこの曲を聴いたほとんどの人が文字通りサビで思いがけず顔が綻んでしまう…つまり笑顔の花がいろんなところで花開いている感じがするのが人気の理由なのではないでしょうか。

第3位 バカップ

TOP3はまず1期からDROPSの超名曲。ライブでも最高に盛り上がる1曲ですが、この曲を3位まで選ぶほど好きなのには理由があります。それはカラオケでの定番曲になってしまっているからw自分はサークルの後輩達とよくカラオケに参加するのですが、そのときに別にネギまが好きでもない後輩でもこの曲の振り付けが踊れるくらい自分が踊りまくってるんですよねw


ただそれにしてもカラオケで踊る曲は他にもいっぱいあるのになぜこの曲だけずっと歌い続けられるのか。それはやはり曲そのものの出来がいいからにほかなりません。特にサークルの面子にも人気があるのがラストのCメロ部分。DROPSのメンバーが独白のように歌い上げていくあの部分の盛り上がりは相当なものがあり、その一言ずつのラストの部分をみんなで一緒に叫ぶのがたまらなく気持ちいい。そして肝心のサビでは夏コミで配られたネギまのうちわの中に書き込まれるくらい強烈なインパクトを持った「夏は恋してナンボの季節」というフレーズが印象深い。カラオケで歌い終わった後は本当に疲れるんですが、それがとても心地よくなるのがこの曲の魅力と言えるでしょう。

第2位 『マジカルハピネス☆』

第2位にはOVA夏版の曲を選ばせていただきました。正直この曲に関しては上手く説明できませんwもうとにかく自分のツボにはまったと言うしかないほど大好きなんですよ。


まずボーカルの能登さんは正直歌上手いとは思いません。もう地獄少女の声で「とおりゃんせ」とか歌っているイメージしかなかったんですが、この曲ではそんなイメージとは180度違ったかわいらしいガールズポップだったのでそのギャップが凄く衝撃的でした。ポップスって上手いヘタよりもどれだけ曲のイメージを表現してるかが重要だと自分は思うのですが、この曲に関してはちょっと前向きになれたのどかが一所懸命自分の思いを表現したがっているのが感じられると言うのがポイント高かったです。


そして曲に関してはスタッカートとリフレインが自分の好みにどんぴしゃりでした。軽いジャズとでも言えばいいのか、ドラムとピアノがものすごく心地いい軽快な「カツッカツッ」という音を入れてくれる。そんなスキップしたくなるくらい気持ちいいテンポをこれでもかと言うくらい繰り返してくれるサビの多さも魅力的。自分はあまり1曲を繰り返し何度も聴くタイプではないのですが、この曲なら本当に何度繰り返しても飽きないと思うような中毒性がありますね。

第1位 ハッピー☆マテリアル

最後に紹介する1位はなんのひねりもないですがやはりこの曲を。思い入れが深いというのもありますが、単純に凄くこの曲が好きだと言うのももちろんあります。CD聴いてるときも、カラオケで踊ってるときも、ライブで盛り上がってるときも、どんな場面でもこれほど楽しくなれる曲はやはりありません。いろんな意味で失敗に終わった第1期でしたが、この曲を生み出したことは絶対忘れるべきではありません。


この曲に関してはあまり多くは語りたくはないですね。止まらなくなりそうですしwちなみにアレンジでは3月が一番好きです。

総評

というわけで5曲選ばせていただきましたが、当然のようにここに書ききれなかった名曲たちはいくつもあります。逆に今回は「自分の好きな曲」という感じでしたが、別にここで紹介した曲全てが名曲だとは言いません。万人受けする曲を5曲選べと言われたら絶対に違うランキングでしたでしょうし。


この総評の部分で自分が一番伝えたいのは「ネギま」というアニメは非常に音楽に恵まれた作品だったと言うことです。とにかくいろんな意味でひどい出来だった第1期、それとは別の手法をとったものの結果的にファンにはあまり認められなかった第2期…だがどちらも音楽に関しては他のアニメとは比べようもないほど成功を収めたといえるでしょう。


そのなかでも自分は第2期の音楽がもうちょっとみんなに認められてもよかったなと思います。正直曲の完成度では1期のキャラソンとは比べようもないほど良かったはず。ただ鈴きんさんたちとの飲み会でも散々語らせていただきましたが、惜しむらくは「楽しむ時間がなかった」こと。1期のように丸1年かけてイベントなどでキャラソンを浸透させてから2期に望んでいれば確実にもっと盛り上がっていたと言えます。実際はプリフェスで初めて聴く曲がいくつもあるくらい展開が速かったですからね。


最後に、今回は今までのネギま曲を振り返ると言う形をとりましたが、冒頭にも書いたとおりドラマ版のネギまの主題歌もありますし、アニメの3期も各所で噂されています。自分としてはしんみりするよりむしろ「今度はどんな名曲が生まれるんだろう」と言う期待を持って今後のネギま楽曲を待ち望んでいきたいと思います。