今、ミラノが熱い?

超久しぶりにサッカーの話題でも出してみますかwCLでひいきのブレーメンインテルが揃って勝ったことでほっとしていますwブレーメンに関して言えば昨日のブンデスリーガバイエルンとの首位攻防戦でも3-1と完勝してまさに勢いだけで言ったらヨーロッパでも随一じゃないのか?これでクローゼにゴールが出てくれたらなぁ…まあ昨日のシェフチェンコみたいにいつかはスランプを抜け出してくれると信じています。


前置きはこれくらいにしておいて今日はタイトルどおりヨーロッパ1サッカーの熱い街「ミラノ」に関してちょっと書いてみようかと。きっかけは自分が買っているサッカー雑誌でした。自分が毎月必ず買っている雑誌「STARsoccer」の今月号の特集がカルチョ=イタリアサッカー。その中でも特にACミランインテルミラノという2つのビッグクラブを抱えるミラノの街を紹介していました。そしてその2週間ほどあと、今度はコンビニでもよく見かける「ワールドサッカー」の増刊としてまたしてもミラノ特集を組んでいました。そして極めつけは今週本屋で見つけた「CALCiO2002」というイタリアサッカー専門誌でもミラノ特集を組んでいました。


この1ヶ月の間、3つもの雑誌でミラノという街が扱われたのには必ず理由があるはずです。まず根底には何と言っても先述のACミランインテルミラノという2つのビッグクラブを抱える街ということが挙げられます。何と言っても驚くべきは両チームとも「目標はチャンピオンズリーグでベスト4以上」という本当の意味での世界的ビッグクラブが1つの街の1つのスタジアムに同居してるということです。02-03シーズンでは準決勝で、04-05シーズンでは準々決勝でそれぞれチャンピオンズリーグという大舞台でもダービーを行い、しかもそれが珍しくもないというのが凄いところwこんな2つのクラブがあるのだからミラノという街はサッカーファンの間では有名なわけです。


ではなぜ「今」なのか。その理由は2つあると思います。まず最初の理由は初めての「ユベントスのいない」セリエAのシーズンだから。何度も言われてますが去年のスキャンダルにより、今まで一度もセリエAから降格したことのないユベントスが降格し、「ビッグ3」と呼ばれるイタリアの3大クラブのうち残されたミランインテルが覇権を争うことになる、と世界中のサッカーファンが口を揃えて言う状況だからです。以前からミランインテルはイタリアの名門といわれていましたが、優勝回数27回を誇るユベントスに比べればまだまだ…とも言われます。実際インテルの倍近い優勝回数を誇ってるわけですし。そのユベントスがいないということは正真正銘の一騎打ちで優勝が決まるといっても過言ではない状況というわけです。


そして2つ目の理由が両チームともに今現在のチームコンディションがよろしくないということ。サッカー界はいわゆるワイドショーの世界と非常に似通っていて、「とある選手が夜な夜な酒を飲んで暴れてる」だとか、「ついこの間彼女と仲良く歩いていた選手が今度は違う女性と食事していた」とか、「先日某クラブを解任された監督は成績不振というより選手との不和が原因だった」とか、一言にまとめると「サッカー界の醜い部分をよりクローズアップしたがる」のです。そしてそういったマスコミさんたちが眼をつけたのがスキャンダルで汚い部分が丸見えになっている国イタリアだったということですwしかも目当てのクラブは最近成績がともに悪い世界的なビッグクラブ…確かに記事にするにも面白いし、読者も目を惹かれますわな。案の定今回の記事でもアドリアーノが不調だということや、アンチェロッティセードルフが言い合いをしたとかそういう点もやはり挙げられていました。


でも実際には日本の雑誌だけあってそういう汚い面が少なくって良かったですwむしろこういうサッカー雑誌を編集している人って82年W杯で優勝して一躍脚光を浴びたセリエAを見て育った人が多そうなので、どちらかというと「確かに今現在のセリエAはつまらないかもしれない、けどまた面白いカルチョが復活すると信じてる!」といった感じの記事が多いように感じられました。


結論を言うと、今回の一連のミラノ特集はユベントスのいない今シーズンのセリエAを引っ張るのはお前らミラノ勢なんだから、もうちょっとガンバレや!といったニュアンスがたぶんに含まれていた、と捉えるのが正しいんじゃないかと個人的に思いますw