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I’ve

2005年10月15日…この日を忘れることは永遠にないでしょう。
俺が本当に生きててよかったと心から思えるライブでした。
かなり長文のレビュー（感想？）になりますがご了承ください。


今日はチケットを譲るために早めに会場に着いたりしたのですが、ライブと直接関係ないことなのでここでは省略します。まあmixiにでも書くとは思います。


会場に入ったのは16:10頃。すでにグッズ購入はしていたので中に入ってかなり長い時間待たされていた気がします。ちなみに待っている間に流れていたのはトランスアルバム「Psychedelic」。カッコいい曲流してくれるなぁ。そして定刻より２分ほど過ぎた17:02分頃、いよいよ照明が落とされました。まずはトランシーなバックグラウンドにあわせて今までのアルバム表題曲の一部が流れました。（実際聞こえ始めたのは「disintegration」からでしたがその前は歓声でかき消されていた可能性が高い。）そして最新アルバムの「COLLECTIVE」まで流れた後、いよいよライブの幕があけました！


1.「砂漠の雪」MELL
まず聴こえてきたのはあの名曲「砂漠の雪」、つまりトップバッターは俺が崇拝して止まないMELL様だったのです！いきなりものすごいボルテージに会場が達し、俺は早くも涙ぐんでいました。たぶん生でMELLさんに会えて、生の歌声を聴けたことがそれだけ自分にとって大きなことだったんでしょう。この曲からすべて俺は周りの迷惑顧みず大声で一緒に歌っていました。それを聴いた隣の人も歌いだし、なんかライブの一体感みたいなものを感じました。


2.「FLY TO THE TOP」MELL
２曲目は大方の予想を覆しての「FLY TO THE TOP」。とても懐かしい曲ですが、個人的にはI’veを知り始めた頃の曲なので感慨深かったなぁ。予想外の曲が来たことで観客は驚きと興奮の坩堝と化していました。


〜MC MELL〜
トップバッターの重責を十分に果たしてのＭＣ。なんかMELLさんのしゃべり方や仕草がいちいち芝居がかっていて面白かったなぁ。


3.「美しく生きたい」MELL
MELLさん最後の曲と聞いて客が当然のようにごねる（笑）。それに選ばれたのはMELLさんのデビュー曲「美しく生きたい」。これも多分予想外だったんじゃないかと思います。でもあの素晴らしい歌声でこんな綺麗な歌を歌われたら当然感動しますって。


4.「Belvedia」SHIHO
曲が終わると同時に聞きなれたイントロが流れ、みんなが叫ぶ「次はSHIHOさんだ！」。この時点でわかるとおり、今回のライブは１人辺り３曲を歌っていました。SHIHOさんも歌声がカッコよく、人気の歌姫でしたので会場が盛り上がる。これも俺がI’veを知り始めた頃の曲ですねぇ。


5.「Ever stay snow」SHIHO
２曲目にしてきてしまいましたよ…個人的にも、おそらく他のI’veファン的にも一番人気のあるSHIHOさんの曲「Ever stay snow」。まだ「OUT FLOW」が発売される前の頃は入手が非常に困難だがすでに人気の高い曲でした。この曲が聴けたのは本当にうれしかったなぁ。


〜MC SHIHO〜
I’ve Talk Jamでおなじみの喋りが始まり会場が一気に和む。まあ全員似たような内容なんですがまさか武道館で歌う日が来るとは…ってネタが多かったですね。


6.「Birthday eve」SHIHO
SHIHOさん最後の曲はこれも人気の高い名曲。今回はトップバッターのMELLさん以外、大体その歌姫の持ち歌で代表曲といわれている曲をそのまま歌っていた印象が強いです。ネットでアンケートとったら今回の曲目とあまり代わらない曲が選ばれそうって言う感じです。最後はみんなで「your new world, our new world」のコーラス合唱。楽しかったなぁ。


7.「僕らが見守る未来」詩月カオリ
いきなりバラードで雰囲気ががらりと変わりました。それまで立ってはしゃいでましたが、ちょうど良かったので座って静かに鑑賞。この曲から３曲ずっと詩月は観客に向かって手を振りっぱなしでした（笑）。


8.「Senecio」詩月カオリ
こちらも割とおとなしめの名曲。たぶん詩月で一番人気の曲じゃないかな（個人的にも好き）。ずっとニコニコ笑いながら歌っているのが印象に残ってます。この辺りから手を振る方向が会場向かって左側に偏って、右側の人が不満がる（笑）。


〜MC 詩月カオリ〜
本日はじめて見せる歌姫の涙。当然のように観客からは頑張ってコール。でも生でしゃべてるのをはじめて見ましたが詩月は本当に相当の天然キャラでした。


9.「Do you know the magic?」詩月カオリ
今までのしっとり系からいきなりポップな曲に変わり再び会場の雰囲気が盛り上がる。この曲は合いの手も入れやすくて相当盛り上がったなぁ。


10.「verge NAKAZAWA TOMOYUKI Style」彩菜
いきなり紫色の怪しげなライトが点り、何が始まるのかとどきどきしてると流れてきたのは「verge」のイントロ。みんなが「島宮えい子先生だ!」と思っただろうが出てきた顔はなんかえい子先生とは違うなぁ。その正体はI’ve黎明期を支えたご存知？彩菜さん。わからない人は次の曲へ。


11.「Last regrets」彩菜
そう、I’veという名をこの世に知らしめたあの名曲「Last regrets」を歌っていた彩菜さんですよ！一気に会場が名曲への期待から神妙なムードになり、そしてあのピアノイントロが流れるだけで歓声が上がる。本当に素晴らしい時間でした。


12.「SHIFT―世代の向こう― World Wide Mix」Lia
神妙な雰囲気から今度はなにやら荘厳なメロディが。いよいよ俺が愛して止まないLiaさんの登場です。今回は「Disintegration」を歌ってくれるものと期待していたのですが…ちょっとだけ期待はずれでしたがまあ美しい歌声が聴けたのでよしｗ会場のノリがあまり良くなかったから多分CD持ってない人が多いんだろうなぁ。


〜MC Lia〜
おそらくエロゲ音楽のヴォーカリストで最高の地位にいる（あんまり誇れる称号じゃないが）Liaさんの登場で会場もヒートアップ。だがその熱をさらに上昇させるゲストが登場。そう、あの折戸伸治さんの登場です！引っ込み思案な折戸さんをLiaさんと一緒に呼び出すのは楽しかったなぁ。そして折戸さんとLiaさんのコンビといえば…？


13.「鳥の詩」Lia
そう、この曲をI’veの歴史を語る上ではずすことなど不可能です。個人的な見方になりますがおそらく前半戦最高の盛り上がりでした。折戸さんがキーボードを弾き、Liaさんが天使の歌声を震わせる。会場にいるみんながこの曲を聴けただけでもう満足といっていたとしてもおかしくないと思います。


14.「IMMORAL」川田まみ
第一回目のゲスト攻勢が終わっていよいよライブも後半戦。それを飾ったのは先日も書きましたがこれからのI’veをしょって立つ存在、川田まみさんの登場です。そしてこれも先日オススメと書いたばかりの名曲「IMMORAL」。先ほどの「鳥の詩」とのコンボで異様な盛り上がりでしたねぇ。


15.「明日への涙」川田まみ
盛り上がりそのままバラードの名曲「明日への涙」へ。てっきりしっとりした雰囲気になるかと思ったら割とノリがよくてびっくり。ここまでの２曲で何か連想できるんですがわかるかなぁ？


〜MC 川田まみ〜
11月発売のシャナの主題歌の宣伝などをするまみさん。実はその後ろでキーボードを弾いていたのは先ほどの連想の答えである中沢伴行さんでした。つまり残りの一曲もこの間勧めたばかりの川田＆中沢さんの名曲です。


16.「eclipse」川田まみ
予想通りの名曲攻勢に盛り上がりまくる会場。俺が譲ってあげた席の方もこの曲が好きだったので一緒になって盛り上がっていました。


17.「Velocity of sound」MOMO
次に現れたのはカッコいい曲を歌わせたらMELLさん、SHIHOさんと三つ巴になるであろうMOMOさんでした。どうでもいいことですが俺が一番顔が好きな歌姫さんですｗこの曲も何度も言ってますが名曲ですねぇ。


18.「DROWNING」MOMO
俺が以前なんかで書いたオススメの曲…だったと思うんですがどこに書いたか忘れたｗまあ一部の人にとってはこの曲名を挙げるより「陵辱痴漢地獄」という名前を挙げたほうがわかりやすいかもｗとにかくMOMOさんカッコよすぎ。


〜MC MOMO〜
MOMOさんのMCが始まり、一段落していると前の人から苦情が…いわく「あんまり大きな声で歌わないでください」。すいません…個人的にはライブとは歌手と一体になる場所だから歌ってて当たり前なんですが、まったく逆で静かに本人の歌声を楽しみたい人もいますよね。


19.「philosophy」MOMO
そして歌われる超名曲バラード。さっき注意されたばかりなので控えめに口ずさむｗでも本当に大好きな曲ですから静かに聞いてて正解だったかな。俺がI'veを知るきっかけとなった作品家族計画のEDですからもう別格扱いですよ。


20.「砂の城〜The Castle of Sand〜」島宮えい子
しっとりしたあといきなり浮かび上がる緑のレーザー。そして流れてきたのはあのピアノイントロ。今度こそ間違いなくえい子先生の登場です！この曲を聴いたことがある人はわかると思いますが、サビの部分がコーラスとかぶっていて、えい子先生がこちらにマイクを向けてきました…これはもう歌うしかないでしょ！と言わんばかりに「Castle of Sand〜♪」と叫ぶ俺ｗ結局一曲しか我慢できませんでした。


21.「Around the mind」島宮えい子
２曲目もやっぱり名曲の「Around the mind」。本当に開演前に予想していた曲ばかりでうれしい限りです。えい子先生最高傑作じゃないだろうか。


〜MC 島宮えい子〜
MCが始まりとたんに沸き立つ先生コール。しかしえい子先生のしゃべりは本当に面白かった。しっかり会場を盛り上げる術を知ってるって感じでさすがでしたね。あと12月にCDを出し、さらには大阪、名古屋、東京、札幌での全国ツアーを敢行するとのこと。詳細がわかってからになるでしょうが多分行きますわ。


22.「Automaton」島宮えい子
えい子先生ラストは最新アルバムから「Automaton」。このときもえい子先生が「知ってる人いたら一緒に歌ってね」と言っていたので俄然怖いもの無しと言った感じで俺も熱唱。えい子先生は本当にかっこいいなぁ。


〜MC I’ve Talk Jam In BUDOKAN〜
いったんライブは小休止といった感じで、先ほどまで歌っていた歌姫達が総出演してのI’ve Talk Jamが開始。メンバーが歌ってみての感想や、北海道弁での雑談など和やかなムードへ。そしていきなりスペシャルゲストの紹介が…そこで後ろに現れたのはなんとPRIDEなどの選手紹介でおなじみのレニー・ハートさんの姿が！意外すぎる人の出現に本気で驚きまくる俺ｗ当然レニーさんが現れたと言うことは誰か人を紹介するわけで…ということであの独特の巻き舌でI’veクリエイター陣が次々と登場。まずはC,G mix、続いて中沢さんが紹介され残る人はただ一人！


23.「FUCK ME」
レニーさんと一緒に叫んだ俺たちの声で登場したのはもちろんI’ve総大将である高瀬一矢さん。シウバのまねをして手をぐりぐりしてましたｗその高瀬さんがギターを持って始まったのはノンヴォーカル版の「FUCK ME」。みんなで「FUCK ME! FUCK ME!」と叫びながら会場の熱は再び最高潮に達し、そしていよいよあの人の登場です。


24.「Collective」KOTOKO
ついに会場のI’veファンのうちおそらく９割くらいの人が待ちに待っていたKOTOKOの登場です。先ほどから高瀬さんたちが演奏を引き継いでの新曲「Collective」。いよいよクライマックスが迫ってきました。


25.「涙の誓い」KOTOKO
こちらも予想通り歌ってくれた名曲。KOTOKOの名前をエロゲ界に轟かせた最初の曲と言っても過言ではないでしょう。


26.「Second Flight」KOTOKO&佐藤裕美
MCの後に再びゲストの登場。正直佐藤裕美にはあんまり思い入れはなかったですが、この曲をちゃんと二人で歌うのは今回が初めてと言うことでなかなか感動的なステージになりました。ちゃんと台詞言ってくれたけどあれってKOTOKOが一人で言ってたんだね。


27.「Close to me... TAKASE KAZUYA Style」怜菜
続いて現れたのはちょうどいい時期にI’veに入ったおかげでまだ２曲しか歌ってないのに武道館のステージに立てたラッキーガール怜菜さん。割と舞台度胸がありそうな歌い方でこれからの活躍が期待できそうだと思いました。


28.「Change my Style〜あなた好みの私に〜」KOTOKO
バラードでいい雰囲気だったのをこれまたいい意味でぶち壊してくれた超問題作ｗ個人的に今回のライブで一番盛り上がりましたよ！合いの手を入れるタイミングとかもばっちりで本当に楽しい曲でした。


29.「Wing my Way」KOTOKO
そして最後を飾ったのもこれまたKOTOKOの超名曲。この曲は確か「鳥の詩」と一時期ISEでの投票で一位を争ったくらい人気の高い曲です。俺が今回のライブでも期待していた曲でもあるのでもう大満足。


KOTOKOが去った後すぐさま始まるアンコール。正直疲れるのであんまり早くから言いたくはなかったんですが、会場のノリでそのまま俺も叫び続ける。そして５分ほどたった後…


Encore1.「See You 〜小さな永遠〜」I’ve Special Unit
歌姫達や高瀬さんたちが全員（ゲストは除く）出てきてアンコールの挨拶。いきなりあんなに会場の笑いを取っていたえい子先生が涙ぐむもんだから一気に感動的な雰囲気へ。そのままの勢いでLAMENT&OUT FLOW初回限定版DVDで見せていたI’ve Special Unitによる「See You 〜小さな永遠〜」の大合唱。歌姫のほとんどが涙ぐんでてはっきり歌えないのもまた感動的で本当に良かった。最後のラララ〜は当然観客を含めての大合唱。正直ここで俺も涙ぐんでました。


Encore2.「Fair Heaven」All Cast
そしていよいよ本当の最後の曲へ。ここでLiaさん達ゲストを含めて本当にみんな一緒になって歌いました。正直メロディー自体はさっきの曲の方が感動的でしたが、この曲はこれからのI’veの未来を明るく歌った名曲。この曲のようにこれからもI’veが素晴らしい活躍をしてくれることを本当に願っています。


曲が終わり、歌姫達が一人ずつ感想を述べていき、いよいよ本当にお別れの時間。最後は高瀬さんが「またこのような形でお会いできるよう頑張りますので、そのときまで応援よろしくお願いします。」ときっちり締めて大団円。本当に素晴らしいライブでした。



長々と書いてきましたが最後に全体の感想を。これまでのI’veの魅力が本当に凝縮されていて、I’veの側の人たちも俺達ファンの人たちもみんなが本当に一体になれた感動的なライブでした。あんだけ辛口で叩いていたKOTOKOの曲でも凄い盛り上がっていた自分を振り返るとやっぱなんだかんだ言って大好きなんですよねｗ


他のライブとかイベントでも最高に楽しくなることはあります。でもこれだけ感動的な時間を共有できたのは本当に初めてのことでした。４〜５回涙ぐんだイベントなんて今までなかったからなぁ。とにかく冒頭に書いたとおり、一生忘れられないイベントでした。


P.S.ちなみにライブが４時間あったのも凄いですが、この日記も２時間近くかけて書きましたｗ