春高、女子大分代表東九州龍谷高校おめでとう!
八王子実践を倒しただけあってさすがです。でもノーシードから勝ち上がってきた京都橘も本当にがんばりましたね。前回見に行ったとき隣のコートで大阪国際滝井の強さを目の当たりにしたので厳しいかと思ったんですが…。今回は「やっぱ女子バレーは守備とコンビが重要」というのをまざまざと見せ付けられた感が強いですね。決勝は両方とも好セッターを要したバレーが特徴でしたし、先ほど言った狩野舞子という絶対的なエースを持っていても勝てなかった八王子実践然りといった感じ。


数年前に話題になった「メグカナ」こと栗原恵のいた三田尻女子(現誠英)が優勝したときは紛れもなく1年の栗原以外の先輩たちのサポートがあってこそでしたし、翌年チームに先輩がいなくなった栗原は大山姉妹率いる成徳学園(現下北沢成徳)に総合力で明らかに劣っていましたしね。


一方の男子は逆に第1シードと第2シードが決勝を行うというあまりにも順当な試合、しかも結果は前回優勝の深谷が勝利というあまりにも予想通り過ぎる結末でした。この辺りは最近低迷を走る日本男子バレーの姿を如実に現していると思われます。ここ数年はわが熊本の鎮西、長野の岡谷工業、宮城の東北に埼玉の深谷とこの4強以外が活躍できてない印象が強すぎます。最近とサプライズといったらおととしの佐世保南くらいか?サプライズが起こらないということは上位陣とその他のチームにあまりにも大きな実力差が横たわっているということ。この寡占状態が解消されない限り日本の男子バレー界の底上げにならないと思う。