OTSU CLUB MUSIC COMPILATION VOL.1

実家に帰省中でランダム再生ができないので今回は帰省用に持ってきたCDの中からこのアルバムを紹介するとします。


まあ以前取り上げたことがあるんですがここでもう一回詳しく説明しておきましょう。
http://www.otsu.dj/
「OTSU」とはKey Sound Label主催のVisual Arts系ゲーム音楽をクラブミュージック風にアレンジして、楽しもうというイベント集団であり、またそのイベント自体の呼称でもあったりします。5月に大阪で1回目のイベントが行われ、アレンジを担当したDJはもちろんのこと、Key Sound Labelの折戸伸治戸越まごめ、さらには特別ゲストとしてI’ve高瀬一矢さんも参加するというエロゲー音楽ファンとしてはたまらないクラブイベントとなったわけです。


今回のアルバムはそちらのイベントで披露された曲と新たにアレンジされた曲をCD用に再編したものです。イベントに参加できなかった自分としてはのどから手が出るほど欲しかったのですがゲットして聴いてからの感想は…
最高ーーーー!!
いやもうね、テクノトランス系が好きな方にとっては文句なしのアルバムですよ!?さすが鍵の音屋が中心となってアレンジしてるだけありますね…部室に持っていってKeyのエロゲーとかをあんまりやってない後輩にも聴かせたんですがやはり好評でした。


特に個人的にも後輩たちにも好評だったのがDISC1の5曲目の「harmmony with sorrow」。イントロは打楽器多目の軽快なリズムが主体ですが、2フレーズごとに徐々にシンセが入ったり、ベースが入ったり…と音を増やしていくやり方がもう絶妙。2分手前になってようやく主旋律が入ってくると今度は逆に音が少なくなっていき、最後にはシンセのみ…と思ったらここからの展開がまた絶妙。ピアノのサブメロディーが入ってきて切なさと深みが増し、そしてまた主旋律とベースが入ってからは細かな音が増えて焦燥感に駆られ、もっとこの曲を聴いていたい…けどそのフレーズもすぐに終わってしまうというもどかしさをこれでもかというくらい味あわせてくれますw


この曲以外にもすばらしい曲が多数収録されていますが、ひとつ不満なのはクラブイベントで行われた曲全曲が収録されているわけではないということ。先ほど書いたように折戸×高瀬のセッションがあったり、milktubのbambooさんがあの「風の辿り着く場所」のラップを歌ったり、しまいにはI’veの歌姫MELL様までやってきて「FUCK ME」とか歌ったらしいじゃないですか!このイベントのDVDでも出たらいいんだけどたぶんでないだろうし…というわけで折戸さんがおっしゃってるように東京でイベントが行われることになったら、どんなに金なくても友達から借りまくってでも行きますねw