Load to TTB music 1st

というわけで新宿歌舞伎町に後輩の路泥と一緒に行ったんですが、
これが入場料2000円とは思えない神イベントになりましたよ。


まずは会場が30人ほどで満タンになるほど狭いこと。
最初1番目の演奏者である木箱さんが普通にいる部屋に出て、
奥を見てみるとただのバーカウンター…
あ、ここがライブフロアでいいのか!と気づくのにしばらく時間がかかりましたw
ただおかげで演奏者をそれこそ目と鼻の先で見れました。


次にFISHTONEメインで見に行ったにもかかわらず、
他のアーティストも軒並みクオリティが高かったこと。
まず初めの木箱さんは本来5人組のユニットらしいですが、
会場が狭いためか今回は3人でのライブとなりました。
しかしクラブイベントなのにアコーディオンがあったりトライアングルがあったりと
ただのテクノ系ユニットではないんだなぁと思うと共に、
それらが違和感なく電子音とマッチしてて思いのほか好印象でした。


2番目のYAINさんから本格的なトランスイベントとなったわけですが、
このYAINさんの楽曲がまたなんとも個性的で…ぶっちゃけノリ辛かったですw
自分もCDを持ってるんですがかなり実験的な楽曲というか、
決められたメロディーがなく、「ここのフレーズいいな」と思ったら
そのフレーズは4小節くらいですぐに切れ変わったりとなんとも表現しがたい。
部屋でじっと聴いてる分にはいいんですが、ライブには向いてないなぁと。


3人目のゲストであるBlasterheadさんはやはりライブ慣れしてたのもありますが、
すごいノリのいいディスコトランスをバンバン流していました。
たびたび曲の合間にアクションを起こして盛り上げ、しまいにはOTSUのアルバムに入ってる
鳥の詩 Cosmic Seekers Remix」を流すもんだから会場のボルテージは最高潮になりましたね。
自分もそれまでは全然違う曲だったのにいきなり聞き覚えのあるメロディになって
「お?」と思いましたがまさか予想通り流してくれるとは…Blasterhead最高ですw
ただ一番びっくりしたのは壁に映し出される映像がAIRのアニメだったことですけどね!


そしてなんといってもトリの中坪先生が最高すぎた。
まず1曲目は1stから「RECYCLE」
重厚なバスドラをこれでもかと打ち付けて会場を支配し、
合間合間に入る「Recycle」というフレーズがとてもいいアクセントになってました。


次に2ndからHOOD MAN!」
特徴的なシンセサイザーが観客に不安感と期待感をもたらし、
この曲も男声の意味不明なフレーズが何度も入って最高にカッコいい。


3曲目は同じく2ndから「2ND WAY」
雑音が効果的に混ざっていながらそれでいて自然なイントロ、
そして何よりこの曲で注目すべきはベースですよね。
今回他のアーティストと共演したせいで気付かされたのが、
FISHTONE楽曲はすべからく低音がエロいということ。
もう「大人っぽい」なんて遠回しにいわずに「エロい」という言葉がぴったりですね。


次は3rdから「persuasion」
原曲ではSHIHOさんの詩が入ってるのですが今回は割愛。
しかし自分は覚えてたので軽く口ずさんでいたんですが、
ちょうどサビが終わった部分の「yah!」というフレーズの場面で
中坪さんが煽ってきたのでそこだけは大声で「yah!」と言ってしまいましたw


そして長いライブの最後に持ってきたのは言わずもがなの名曲「mermaid」
やっぱこの曲になるだけで観客のテンションが上がったのが一目でわかる。
自分も当然のように今回のライブでこの曲が流れるのを楽しみにしてたので
もうイントロが流れた瞬間から報われた気持ちでいっぱいになりましたw
まあ会場限定CDの中に原曲版となる「mermaid 1st」が収録されるから
十中八九ライブではやるだろうとは思ってたんですけどねw


大盛り上がりのうちに終了し、中坪さんがDJブースから出て来る…
と思いきやスタッフさんに時間を確認してから一言「もう1曲やる?」
というわけでオマケとして新曲「amor'e」を披露。
当然このサービス(まあ予定に入ってたかもしれないけど)に観客も大興奮。
これも飛びきりジャジーな曲で最高にエロかった。
そりゃ最後にこんなことされたら会場限定CD買っちまうよ!
元から買う気満々だったけどさ!


曲が終わって今度こそブースから出てきた中坪さんはやっぱいい人でしたw
みんな帰っていいものか右往左往していたら
「出口はこちらです。もしよろしければCD買ってくださいね。
 北海道に帰る旅費になってるので」

と軽い口調で話されていらっしゃったのが凄く印象的でしたw
なんか目の前で喋ってらっしゃったので手を差し出したら
握手くらい普通に出来たかもしれないけどさすがに失礼だと思い止めときました。

普段北海道で活動してらっしゃるので今回初めて東京でのイベントでしたが、
やはりというか想像以上に盛り上がったライブだったので
今後もぜひ定期的に東京でのライブを行ってほしいですね。