『doll/human』

doll

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今回は「GUNSLINGER GIRL -IL TEATRINO-」のエンディングテーマ『doll』を紹介。
上のクレジットを見てもらえればわかるとおり、ガンスリの曲にもかかわらず
作詩曲:麻枝准、歌:Liaというゴールデンコンビが提供しております。
ただ今回は多田葵という歌手も参加しており、TV版では二人で歌っています。
しかしCDではLia ver.と多田葵ver.が別々に入っておりよく分からない仕様。
個人的にはLia版だけで十分だったので別収録はうれしいのですが、
だったらなぜ多田葵が参加する必要があったんだろうかと。


そんなことはさておき、楽曲の方ですが期待通りの出来と言って良いでしょう。
ガンスリっぽい曲を思い浮かべたとき、ファンなら真っ先に
「karma」や「Hanabi」が頭に浮かぶと思いますが正にその通り。
ただガンスリの世界観を考えるとやはりより退廃的な感じにアレンジされてます。
それほど盛り上がりはせず、淡々と進むメロディーが心にしみていく感じでしょうか。


Lia版と多田葵版を聞き比べてみますと、詩もアレンジも全く一緒なので
純粋にLia多田葵の歌唱力、表現力、声質の違いが顕著に現れています。
断っておくとすれば多田葵の歌唱力は決して低くないということ。
声質はeufoniusriyaっぽいというか可愛い少女のような声。
この声質のおかげでLia版は「語り部」として物語をつむぎだし、
多田葵版では「主人公」の女の子の気持ちがストレートに伝わってくる感じがします。
wikipediaで調べてみたら声優やってた方らしいので正に義体の女の子役と思って良いでしょう。


カップリングの「human」はガンスリより少し外れて麻枝ワールド全開といった感じ。
曲調は「doll」に比べて格段に明るいのに歌詞はそれほど明るくはないというw
こういうさらっとなんでもないように負のイメージをユーザーに伝える
という点においてだーまえを超える人はいないんじゃないのかと思いますね。


アニメの評判は芳しくないみたいですが、この曲に関してはオススメですといっておきます。