I’veの定義について

ニコニコの1位にリンの「悪ノ娘」のPVが来てましたね。
自分ああいうサンホラっぽい曲あんまり好きじゃないので全然聴いてなかったんですが、
あのPVだけみたら確かに総合1位になるだけあってすごい出来でしたね。
ただ「悪ノ娘」といい「下剋上」といいリンはミクを目の敵にした
悪人にしか見られてないんじゃないかと不安になりますねw
もっと可愛い歌もあるんだけど再生数稼げるのはこういう歌ばかりってのがなぁ。


あとトップ10くらいに一般受けしそうなI’veの曲というものがありました。
ぶっちゃけどう見ても一般受けしそうな曲がほとんどなかったのはまあいい。
そんな去年の動画がなぜ今更トップ10入りしてるのかはわかりませんが、
とりあえず目に付いたのはみんなI’veの定義を知らなさ過ぎるということ。


一曲目がLiaの「鳥の詩」だったのですが
「これI’veじゃないだろ」というコメントの多さに絶句…
その他のコメントを見る限り、

・作曲が折戸伸治(非I’ve)だという事
・歌ってるLiaI’veの歌姫じゃない事

を理由にI’veじゃないといってる人がいましたがお門違いも良いとこです。

まず一点目の作曲がI’ve以外の人という点ですが、
これは「編曲がI’veならその楽曲はI’ve soundの曲」という定義でばっさりいけます。
下の例を考えてみてください。
バルドフォース」の名曲「Face of Fact」がありますが、
アレは作曲C.G mixで編曲がC.G mixとFish toneとなっています。
この曲がバルドねこフォースになったときにfeelによってアレンジされましたが、
その編曲上松範康版を作曲がC.G mixだからと言ってI’veだと思いますか?思わないでしょう。
もっと言ってしまえばI’veの曲の同人アレンジがI’veかどうかを考えれば一発でしょう。


上の「鳥の詩」の例だと同じ作品「AIR」の主題歌にはほかに
Farewell song」「青空」がありますが、その2曲は別にI’veといわれてはいません。
なぜなら編曲にI’veの人が参加していないからですね。
そして同じ折戸が作曲をしているものに「Shooting Star」がありますが、
この曲がI’veの曲じゃない!と言ってる人は見たことありません。
AIR」はKeyの作品だから「鳥の詩」はKeyの曲?
おねがいティーチャー」はKOTOKOのメジャーデビュー作だからI’veの曲?
そう思っている人たちは自分が矛盾していることに気づいていないんでしょうか。
第一「鳥の詩」は2ndアルバムの『verge』に収録されてるんだし疑う余地もないでしょう。


2点目のLiaが歌っているからってのはもう話にならない。
その後に出てくる「SNOW」は松澤由美が歌っているし、
逆にKOTOKOが歌ってるからってコンサドーレ札幌
応援ソング「夢を求めて…」がI’veの曲だと思っている人はいないでしょう。


つまり最終的な形になったときに手がけていたのがI’veの面子ならそれは立派なI’ve soundです。
クレジットの編曲部分にI’veクリエイターの名前があればI’veの曲。
こんな単純なことなのになんでみんな気づかないんだろう…