「ヤンキーフィギュア」最終回

日付が変わりチャンピオンを買ってきました。
何と言っても今週は「ヤンキーフィギュア」の最終回が印象的です。
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この作品はフィギュアオタクの主人公・筆児が黒猫・ニャースの呪いでフィギュアサイズに縮んでしまった美少女ヤンキー・さくらを匿いつつ共同生活する典型的なボーイミーツガールのラブコメです。
基本的に一話完結型の作品ですが、その流れは

二人で出歩く
→フィギュアサイズのさくらには様々なちょっとしたことが大事件となる
→持ち前の運動神経で割りと何とかなるも服が脱げる
→筆児が殴られる


もしくは、

二人で出歩く
→フィギュアサイズのさくらは筆児以外の人間に触られると動けなくなる
→さくらを助けようと犬の小便で人を追い払ったり割とひどいやり方の筆児
→なんとかさくらを救出するも服が脱げる
→筆児が殴られる


という非常にラブコメらしい主人公で見ていてとても安心できました。でも上にも書いたとおり筆児のやり方はひどいものが多い。もちろんラブコメなのでこの後筆児とさくらは良い感じになっていくわけですが、さくらとしてはこういう風に助けれられてもうれしいものなんだろうか…


さて、肝心の最終回ですがまあもちろんのことニャースケにかけられた呪いを解いてさくらが人間サイズに戻る…という内容です。しかし自分が一番驚いたのはサブキャラの美星ちゃんと椿くんがくっついてたこと。もう青天の霹靂ですよ。「あれ?そんな描写あったっけ?」と思ったもののチャンピオンを保存したりしてるわけではないのでわかりませんが…こんなに驚いたのはボンボン坂高校演劇部の最終回に正太郎を狙ってたねねさんが春日春とくっついてたり、観月りさちゃんが別の男作ってたとき以来ですわw


その点を除くともう個人的には文句のつけようもない最終回でした。もうちょっと恋愛要素を強めに出しても良いかと思いましたが、軽く読む分にはこれくらいが良いんだろうなぁと。ラブコメ作品はやはり引き際を見極めることが大切。人気作はずっと続いて欲しいと思うものの、長引くほど矛盾点や余計な設定が増えたり読むに耐えなくなることもしばしば。*1だからこの作品はちょうど良い長さでつつがなく終わった良作と間違いなく言えるでしょう。最終巻は10月なので楽しみに待ちたいと思います。


一方気になるのがチャンピオン打ち切りレース。今週この「ヤンキーフィギュア」と「LOOK UP」が終わり、おそらく「マイティハート」、「覇道」辺りもそろそろ終わりそう。*2そうなるとその後の打ち切り候補は今週の後ろの方にあった「PUNISHER」ANGEL VOICE。正直この2つを切られると個人的に相当痛い。「PUNISHER」はついこの間サイン会を行ったばかりだから切られるとは考えにくいが、人気がなかなか上がらず紙面後半に追いやられているのが事実。「ANGEL VOICE」は個人的に「GIANT KILLING」並みに期待しているサッカーマンガとこのブログでも何回か言ってるはず。ただ背景が白い、説明が多い、「ROOKIES」のパクリっぽい…とマイナス面はいくらでも上げられます。ジャンプのように無理な新陳代謝を起こさず、チャンピオン編集部はしばらくは静観してほしいと心から思っています。

*1:もちろん「ラブひな」のことですが何か?

*2:覇道は3人のうち残り1人が残ってるけどチャンピオンは切るときはばっさり切るし…