「でらぐい」

世間が「けいおん!」ブームということで萌え四コマを読む人はさらに増えてると思います。
そんな「けいおん!」や「ひだまりスケッチ」、今度アニメ化する「GA」「かなめも」など
萌え四コマ市場をほぼ占領しているのがご存知芳文社まんがタイムきららという雑誌系列です。


かつて「あずまんが大王」という業界騒然となる超名作が生まれてから、
既に四コママンガ雑誌の大手だった芳文社が満を持して参入してはや7年。
当時は「もえよん」や「ぎゅっと」といった雑誌も創刊してがんばっていたのですが、
廃刊や休刊の憂き目にあい、結局生き残ったのはきらら系の雑誌だけでした。
そんな萌え四コマバブルを横目にちょっと遅れて参入したのが一迅社「4コマKINGまんがぱれっとです。


ぱれっとが参入した時は前述の「ひだまりスケッチ」がアニメ化して正に人気は独壇場。
きらら系だけでも4誌ほど発売されていたので正直競争は厳しいものでした。
ただそこは長い間アンソロジー市場を席巻していた一迅社
萌え四コマとの確かな親和性があったことだけは間違いないと信じていました。
やがては姉妹誌のぱれっとliteという雑誌も創刊できるほど安定しました。
もえよん」が一年で廃刊になったことを考えても
すでに創刊から3年近く経ってるぱれっと系は間違いなくきららに次ぐ勢力です。


前置きが長くなってしまいましたが今日紹介するのはその中でも個人的に一押しの漫画です。

でらぐい (1) (IDコミックス 4コマKINGSぱれっとコミックス)

でらぐい (1) (IDコミックス 4コマKINGSぱれっとコミックス)

この漫画が連載しているのは姉妹誌のほうのぱれっとlite。
しかしこの漫画の安定感は本誌ぱれっとを含めても抜群です。
まずは萌え四コマとしては多分一番重要な絵とキャラ作りは最高クラス。
萌える絵というよりはかわいい絵でしかも絵柄がかなり安定しているし、
キャラもきちんとたっていてテンポが非常にいい。


そして萌え四コマの最大の弱点である中身の漫画が普通に面白いというのが一番でかい。
絵は綺麗だけどつまらない作品が多く、読むが辛い萌え四コマ誌で
この作品は読んでいて全くストレスを感じず読めるのが大きい。


冒頭にも書きましたが最近萌え四コマに興味を持っている人には強くオススメします。