「Out Flow」

前回川田まみライブで実質16曲レビューやってるんですが、それ以来またちょっとサボっちゃったので今日はがんばろう。
と言うわけで今日の一曲レビューは…「Out Flow」
作詞:ハリー吉田、作編曲:高瀬一矢、歌:MELL
I’ve5thアルバム『OUT FLOW』に収録されたオリジナル曲です。

OUT FLOW

OUT FLOW


何か上に書いたことに連動してるように見えるかもしれませんが一応ランダム再生であたったのでw
『OUT FLOW』と言えば個人的にI’veのコンピアルバムの中では一番好きなアルバムに当たります。割と自分は懐古主義者的志向があるので『verge』辺りをベストと考えるときもあるんですがやっぱ好きな曲の多さではダントツでこれになっちゃうんですよね…そもそもこの4th,5thアルバムのコンセプト自体が明らかに『LAMENT』→KOTOKOメインのおとなしめなアルバム、『OUT FLOW』→その他の歌姫メインで過去の名曲集、って感じがするのは自分だけでしょうか?それを証明している気がするのが表題曲である「Lament」とこの「Out Flow」だと思います。


「Out Flow」を聞いたファンがまず思うことは「懐かしい」と言う気持ち。これぞ昔のI’ve!と発売当時は盛んに言われていたのもわかります。高瀬にしか出来ないと思われる軽快なピアノのリフレイン。最近の「デジロック=鉄臭いワイルドなアレンジ」とも違う「サイバーテクノ=硬質的などこか温度の低さを感じさせる曲」というのがそう思わせるのかなと思います。また歌姫がMELLというのも見逃せない。甘さややさしさのカケラもない攻撃的なボーカルを歌わせたら右に出るものはいませんよ。逆にMELLさんが甘ったるい愛を歌った「Fall in Love」は完全な失敗作だと自分は思うのだがw曲の最後まで繰り返されるピアノとMELLさんのリフレインはI’veトランスにはまった人間にとってはそれこそ中毒の起こるような危うさを持った秀作だと思います。